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「スタンドバイミー」戻らない時間

 

作品情報

1987年 監督:ロブ・ライナー
主演:ウィル・ウィートン、リヴァー・フェニック、スコリー・フェルドマンジェリー・オコンネル

あらすじ

ただ森の奥に死体を見に行く。それだけの話しなのだが、その道中で彼らが体験したことは確かな記憶になる。この頃しか得られない友との時間。何度見ても色あせない名作。

 

感想

いつでも思い出せる色褪せない記憶。
子どもの頃は世の中がもっと広く見えて、怖いものがたくさんあった。
小さい頃の危険なあの冒険が記憶に残っている。

子どもだって一定の年齢をすぎると周りの大人が何を話しているのか理解できるようになる。
ゴーディ(ウィル・ウィートン)は優秀だった兄を事故で失くし落胆している両親の姿を見て、自分がいなくなればよかったと自分を責める。友の存在や言葉が彼をすくい上げるように負の感情から助けてくれる。

死体を見つけたからといって、現実の何かが大きく変わることはない。
街で騒がれるのはほんの一瞬だし、その後の時間のほうが圧倒的に長い。
時間が過ぎると付き合う人も変化して、昔の友人とも会うことも少なくなっていく。

子どもの頃に描いた夢がかならず叶うわけではない。いや、殆どのの人が叶わないまま大人になる。大人になると見えてた世界が狭くなって、感情が昔みたいに簡単に動かなくなる。

でも、どうしようもないときとか、自分が手放したものを久しぶりに思い出したりするとそんな気持ちになる。あの頃のやつら元気かなって、立ち止まって空を見上げる。


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