麻布や六本木という街は自分たちの肌に合う場所ではなかった。その日は雨が降っていて、雲も多い空の下を歩いた。自分は人より代謝がいいのか、地下鉄の階段を乗り降りしただけで、すぐに汗ばんでしまう。地下の通路は風が抜けないから嫌いだ。高貴な街は変…
自宅からは遠く離れた街だけど、明るさと暗さの両方の顔を持つ街だなって思う。なにか特別なものがなくてもとりあえず寄る場所ってある。西口のベンチにはいろんな風貌の人が小休憩をしていて、想像力を膨らませてしまう。芸術劇場前のグローバルリングを見…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。