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「アルプススタンドのはしの方」 実際に10代の頃に今が青春だなんて感じることはない。

 

 

作品情報

2021年 監督:城定秀夫

主演:小野莉奈、平井亜門,、西本まりん、中村守里

 

あらすじ

野球の応援でスタンドの端っこに集まる生徒、野球のルールもまともに知らない・安田(小野莉奈)と田宮(西本まりん)、元野球部の藤野(平井亜門)、そして学年一番の成績・宮下(中村守里)、それぞれ心に何かモヤモヤしたものを抱えている。登場人物の彼らの会話の所々には、スポットライトを浴びないう奴らには共感できる感情がしっかりと埋め込まれている。10代はいろんな感情が交差して悩みが絶えない。

 

感想

野球の応援席で繰り広げられる会話の群像劇。
こういう青春映画っていうのは表のほうにスポットライトを当てがちだが、本人たちが抱えこむ悩みはいたって普通で同じ。
誰かの思いを寄せて応援したり、感情が一方通行になることもある。
表があるから裏がある。勝者がいるから敗者がいる。変な例えかもしれないが、見えないところがあってはじめて物事が成立してる場合がある。若い頃にそれを経験する人は多いはず。もちろん自分もライトが当たらない端のほうの人間だったからよくわかる。