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「ジョジョ・ラビット」子どもの視点から見る戦争。

 

作品情報


2021年 監督:タイカ・ワイティティ 

主演:ローマン・グリフィン・デイビスタイカ・ワイティティスカーレット・ヨハンソン

 

あらすじ


第二次世界対戦中のドイツ。10歳の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、アドルフ・ヒトラータイカ・ワイティティ)を崇拝して青少年集団ヒトラーユーゲントで兵士になろうと訓練を受けていた。いくじなしの彼は先輩の訓練生にジョジョラビットという不名誉なニックネームを付けられてしまう。ヒトラーを崇拝をしているかわいげのある少年は一人前の兵士になることに憧れていた。
少年はまっすぐにヒトラーを尊敬していたが、ユダヤ人の少女に出会ったことで変化が起きる。

 

感想


2020年の話題の作品だった。戦争がテーマの映画なのに、雰囲気は温かく、登場人物が優しい表情をしている。こういう作品は珍しい。過酷の状況でも少年は母との暮らしを楽しみながら、毎日を行きていたのだが、一人のユダヤ人少女との出会いから運命は大きく変わっていく。彼が想像で作り出したヒトラーがいつも傍らにいて、らしい助言をしてくれるのも愉快で面白い。子どもであることの想像力があってこそ。ナチス政権とヒトラーは悪だけど、戦況下でこういう人たちがいるんだと考えるとちょっといつもと違う気持ちになる。