売れない芸人の世界を美しい文体で華々しく描く青春小説。
あらすじ
芸人の徳永は営業先でたまたま一緒になった別コンビの神谷の破天荒な姿に衝撃を受けて弟子入りを志願する。しだいに徳永のコンビは売れはじめて神谷のおもしろさは世間には理解されないまま二人の関係も少しずつ変化していく。
いろんな言葉で苦しみ、葛藤に揺さぶられる登場人物。
自分だけが信じていてもステージを退く時が必ずやってくる。
夢を追うのは確かに辛いときもある
才能とはなんだろう？
人に認めてもらうことだろうか？
尖り過ぎて、誰にも見てもらえなかったら才能とは呼ばないのかもしれない。
結果がでないことに努力し続けるのは確かに怖い。ムダに終わるかもしれない。
けれど人生の中で何かを情熱を注いだ時間はきっと豊かな経験になる。
