JRの町田駅から歩くこと数分。住宅街を離れると、小さな公園が見えてくる。日曜日の公園は子どもたちがたくさん遊んでた。この日も直射日光が厳しく、歩いているだけで額に汗が滲んできた。
公園を通り抜けていくと、立派な建物が迎えてくれる。町田市立版画美術館は公園の隅にひっそりとたたずんでいたが、存在感があった。中に入れば落ちついた雰囲気で過ごしやすかった。カフェも併設されていて、涼し気な雰囲気。
浮世絵の世界は構図と鮮やかな色使いで人々の感情に揺さぶりを与える。描かれるのは時代の移り変わりや、人の人生などが多い。静止画だが、その画が放つメッセージは強烈に時代を物語っている。
江戸時代のポップカルチャーだったわけだが、今は世界中の人々に認知されている日本の創作物だ。芸術鑑賞はやはり楽しい。
